ごまめぼし

ごまめさんのダラダラした日常

るつぼ

強欲なの

あなたに愛されているのに

季節が変わった匂いがしただけで

途端に悲しくなってしまう

 

あなたが恋しくて仕方なくて

あなたに触れてもらう事ばかり考えてる

 

初めて会ったときのことを反芻して

初めて触れてもらったときのことを反芻して

初めて怒られたときのことを反芻して

たくさんの初めてを重ねてきたこと知ってるのに

ふと明日だってわからないような気持ちになる

 

終着点のない

形には一生ならないこの気持ち、この関係

せおりー

世界で一番どうでもいい人のように

あなたに接してあげる

 

 

全部ずっといっぱいあると思ってるのかな

少しずつ減っていって

足しても足しても零れていくようになって

もういっぱいにならなくなって

どんどん入れ物もボロボロになっていくのよ

 

あなたそれわかってるのかな

ころころころん

欲しいという理由だけで

全く触れたことのないものを買ってもらう

子供じみていて

わがままな私

 

あなたのことも

好きになればなるほど

自分勝手なわがままが増えていく気がしているわ

 

あなたが疲れているのに

それを隠すから

私に言ってくれないから

どうしてもそれが腹立たしくて

拗ねて話をしたくなくなるの

 

ごめんね

困らせたいわけじゃないの

全部見せて欲しいの

自分勝手だとはわかっていても

あなたの全部が見たいの

さくらんぼ

愛おしくて穏やかな日々がいつか終わることを分かっていても

その日が来ることは極力考えたくなくて

頭のどこかで蓋をしてる。

 

あなたがいとおしくて

あなたに触れたくて

少しでもおしゃべりしていたいけど

 

いつかはあなたにも私と違う誰かが出来て

さようならをする事になるのよね

 

今たくさんあなたを大事にする

あなたに会うために毎日生きてる

他人が聞けば馬鹿らしいと言うのだろうけど

 

雨、あめ、雨、嗚呼

春の雨が冷たくて

心も沈んであなたが遠い

 

我儘なんだろうか

傷ついたことを謝って欲しい事がそんなに罪なのだろうか

あなたは知らないふりをして

話を逸らして

私の気をそらそうとしている

でも本質に触れてくれないと

私はいつまでもこうなんだと

前に言ったはずなのに

なんで放っておくの?

知ってるし、気づいてるんでしょ?

 

 

私と話し合うのが、向き合うのが

そんなに面倒なの?